羅針流「体験型」の旅

[国・エリア別ロングステイ事情]
大自然を身近に感じる カナダ

カナダのロングステイヤーが口をそろえて褒めそやすのが、その豊かな自然だ。トロントやバンクーバーなどの大都市でも街中には緑あふれる公園が多く整備されているし、気が向けばいつでも近郊の自然公園まで足が延ばせる。

1)カナダってどんなところ?

カナダってどんなところ?

緑がいっぱいのオアシス、スタンレー・パークから、隣接する大都会バンクーバーのダウンタウンを望む。

日本の27倍という広大な国土のカナダ。日本からはバンクーバー、トロントに直行便が運航しており、所要時間はそれぞれ8時間、12時間半ほど。
カナダは英語とフランス語のふたつの公用語をもつ多民族国家だ。その特徴は「人種のモザイク」と称され、各民族がそのバックグランドを維持したままモザイク状に調和をはかっているところにある。特にバンクーバーがあるブリティッシュ・コロンビア州ではアジア系の移民が人口の4割弱を占めるほど。さまざまな民族が共生するカナダは異文化にも寛容で、日本人にとっても過ごしやすい環境だ。つたない英語でも辛抱強くコミュニケーションを図ろうとするカナダ人に多く出会えるだろう。
カナダでの滞在には「アパートメントホテル」と呼ばれるコンドミニアム式の長期滞在施設がおすすめで、季節によって多少の変動はあるものの、ウィークリーレート、マンスリーレートが用意されている。インターネットなどを活用してリーズナブルな物件を探してみよう。

2)エリアガイド

日本人ロングステイヤーに人気なのはバンクーバーだが、近年トロントを選択する人々も増加している。

エリアガイド

大小無数の湖沼が国土に散らばるカナダでは、日常の移動に水上飛行機が活躍する。

バンクーバー

カナダの西の玄関口で、日本からの直行便の本数も多い。夏は涼しく、冬は温暖な気候で、北国カナダのイメージとは異なり快適に暮らせる。海に囲まれたダウンタウンは、うっそうとした森林に覆われた広大なスタンレー・パークにも隣接しており、まるで街そのものが自然公園の一角であるかのような錯覚を抱かせる。リーズナブルなアパートメントホテルも数多い。

トロント

アメリカとの国境に点在する五大湖のうちオンタリオ湖に面したカナダ最大の都市。総じて物価はお隣のアメリカより安く、治安もよい。また街中には「人種のモザイク」さながらに、世界各地からの移民が集まって形成されたコミュニティ「エスニックタウン」が点在し、各地の文化や食に気軽にふれられる。語学学校に通いながら一般人家庭にホームステイするロングステイヤーも多い。

3)日本食事情

日本食事情

いかにもカナダらしいサーモンの切り身。

多民族国家だけにバンクーバー、トロントとも、高級店から庶民的な店まで、日本食レストランには事欠かない。また大きめのスーパーで日本食材も入手が可能。余談だがバンクーバーには中古書籍店チェーンの「BOOK OFF」や、100円ショップの雄「ダイソー」も店舗展開するなど、日本文化が広く浸透している。

4)医療事情

病気の場合はまずGPというホームドクターにかかり、その診断の結果、必要に応じて専門医にかかるというシステムが一般的。大都市圏には日系人のGPも何人かいる。市販の風邪薬や内服薬は持参しよう。

5)ビザ

最長6か月までの滞在ならビザは不要。リタイアメントビザの制度はない。

6)何をして過ごす?

何をして過ごす?

ガーデニングなどカナダらしいアクティビティに挑戦してみるのもいい。

せっかく大自然に囲まれているのだから、その懐に飛び込まない手はない。夏はハイキングやカヌーなど、冬はスキーが堪能できる。もちろん緑一色の世界のなかで何もせずボーっと過ごすのが最高のリフレッシュと語るロングステイヤーも。国際免許を取得してからでかけ、レンタカーでその広大な大地をあてもなく旅するのもおすすめだ。

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