羅針流「体験型」の旅

[クルーズ]Chapter.3 航海3日目の夜
盛り上がりが最高潮を迎えるフォーマルナイト

「また会いましょう!」再会を約しつつ更け行く最後の夜

明日朝はサウザンプトンに寄港するという夜、船内の盛り上がりは最高潮に。だれもが過ぎ行く時を惜しみながら、砂時計の上に残っている時間を、こぼれながらも受け止めようとするかのように貪欲に夜を楽しんでいる。 つかの間の祝祭日のようなクルーズの旅も残すところ今夜だけ。船上でのさまざまな出会いが走馬灯のように頭をよぎる。 「また会いましょう!」、「We will meet again sometime !」 お互いに声に出さずとも、そんな気持ちがあちこちで交わされながら、それぞれの夜が更けていく。

別れの予感を振り払うように、ひたすらにひたすらに情熱的に踊り続ける。

メーンダイニングは3層吹き抜けの巨大なもの。無数の席が着飾った男女で埋め尽くされる様は壮観のひとこと。

  • 気さくな女性グループにしばし仲間入り。

  • メーンダイニングでは軽やかなピアノの音が漂っていた。

  • アルト・サキソフォンのカルテットが夜の音楽を次から次へとダンスホールに解き放つ。そのたびに揺れる人の影、じっと動かないふたつの影。船のネオンがまるで満点の星空のようだ。

  • ともにフィンランド人のステキなカップル。Jaaniは32歳、クルーでエンジニア。Johannnaは25歳、ロイヤルカリビアンのスタッフだ。まだまだ夜はこれから。

Have a nice Atlantic Crossing !!

5月3日、すべての乗客が下船すると、休む間もなくその日中に投錨し、一週間をかけて大西洋を押し渡りニューヨークへ向かう「フリーダム」。命名式が執り行われた後、商業航海に就航する。

サウザンプトン港にふたたび錨を下ろしつかの間の息抜き中の「フリーダム」。

同じ空間を共有した連帯感からか、どちらともなく別れのあいさつを交わす。