そのころ「キャメロン会」なる同好会をつくっていたので、さっそく紹介の名刺をもらってロングステイ財団へ、当時の小松専務理事(通産省出身)、編集の山田さんにあいさつに出かけた。そして財団の季刊誌「LONG STAY」の1999年夏号にキャメロン・ハイランドの紹介文を掲載してもらった。
これに味をしめて、地元である東京多摩地区で発行されている「アサヒタウンズ」の副編集長山田さんを訪ね、「LONG STAY」の記事を見せながらキャメロン・ハイランドの紹介文を載せてもらうよう頼みこんだ。「アサヒタウンズ」は毎週発行のタウン誌で東京西郊の多摩地区に朝日新聞といっしょに配達されている。幸いにも99年9月18日の1面全面記事として取り上げてもらった。
雑誌、新聞の紹介記事の影響は非常に大きい。キャメロン・ハイランドに1999年には10名しか来なかったのに2000年には約500人、2001年には1000人近くの人たちがやって来て、新しいロングステイ・サイトとして確固たる知名度を得るようになった。
ゴルフ、テニス、トレッキング等のスポーツ、現地の人々に対する日本語教室、ご夫人たちと現地のご夫人たちの間の料理、茶等の文化交流、仲間内での囲碁、麻雀、カード・ゲーム等の楽しみ会…等々、北海道から九州までの「キャメロン会」会員が交流しながら高原でのリゾート滞在を楽しむようになった。
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キャメロン・ハイランドは奥行き20キロ、タナラタ、ブリンチャンのふたつのリゾートタウンがありホテルは約60軒、貸しアパートも沢山あり宿泊設備はまだまだ余裕がある。
ところがゴルフ場はひとつしかなく、日本の避寒期のピーク1月下旬から2月にかけては100名以上の日本人がプレーする日もあり、まるで日本のゴルフ場のようになってしまう。2007年から団塊の世代の退職者が増加し、これ以上日本人ゴルファーが増えるのは、現地人プレイヤーにとって問題となるかも知れない。またゴルフ好きは、一か所だけでなくいろんなコースでプレーしてみたいという希望もある。これらの目的のため、ロングステイに適した新しいゴルフ場を探さねば。
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タンブナンの景色のよい湖畔にあるモテル。ここからながめるキナバル山はみごと。
タンブナンでくつろぐ著者(左)。
同じマレーシアでもボルネオ島のサバ州には、東南アジア最高峰キナバル山がある。山麓の高原には日本で知られていないゴルフ場があるかも知れない。地図を入手して調べたところ、北からマウント・キナバルGC、ラナウGC、タンブナンGC、ケニンガウGCと4つのコースがある。さっそく「キナバル・ハイランド・クラブ」を設立し、各ゴルフ場や近くのホテルと日本人ロングステイヤーを受け入れてくれるよう交渉をはじめた。
キャメロン・ハイランドGCのグリーン・フィーは18ホール52.5RM(1リンギットRMは35円)で、キャメロン会のシニアは50%引きの26.25RMである。これを考えながら交渉した結果、ラナウGCは25RM、タンブナンGCが21RM、ケニンガウGCが41.5RMでOKとなった。いずれも日本円にして1000円前後のグリーン・フィーである。マウント・キナバルGCは今後交渉予定である(詳細はイカロス出版「ゴルフ三昧ロングステイ」(http://www.rasinnavi.com/books/book_special/c-140.html)をご覧下さい)。
キャメロン・ハイランドをロングステイ・サイトとして日本人シニアに紹介し、成功した。次いでキナバル山麓の高原リゾートの紹介もなんとか物になりつつある。私の病気保養目的の発想が大きな人の流れになろうとは想外の幸せだ。
【参考資料】
●「LONGSTAY 2007年冬号」(LONGSTAY編集部 ロングステイ財団)
●「あこがれのゴルフ三昧ロングステイ」(羅針編集部 イカロス出版)
●「マレーシアでロングステイ」(羅針編集部 イカロス出版)
●「アンダルシアは晴天320日」(佐々木 爽 マガジンハウス)