各国ロングステイヤーからの現地レポート
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タイ趣味のダンスを通じて友だちづくり

藤本勲さん(チェンマイ在住)2008年1月30日掲載

楽しいロングステイは、現地の方との交流から

すっかりご無沙汰してしまいましたが、皆さんお元気でしょうか。
2、3年前と比べ、大幅なバーツ高・円安から、経済的理由で帰国する人がぽつりぽつりと出てきました。
せっかくのロングステイを経済的な理由で断念せざるを得ないのはお気の毒なことですが、帰国の際に、「これだけ物価が高くては、タイにロングステイする意味が無い」とおっしゃる方もいました。ロングステイする意味やロングステイの目的は、人それぞれだと思いますが、私たち夫婦がタイに暮らすのは、とにかくこちらの暮らしが楽しいからで、それは、当地に趣味を通じて多くの友人を持てたからなのだと思います。
現地に暮らしはじめたからといって、地元の人とすぐに交流できるかというと、それほど簡単ではありません。最初はご近所やよく行くお店、レストランなどで、顔見知りがだんだんできてきます。
しかし、本当の付きあいに発展するのには、言葉の壁もあるので、やはり時間がかかります。
私の経験から、共通の趣味があるとその趣味を通じて、楽しい関係がはじまりやすいと思います。
チェンマイの人は、外国人好きな気質があるようで、日本人・外国人だからといって、それ程警戒されることは一般的に少なく、いろいろな趣味のサークルは、どこも気軽に日本人も受け入れてくれるようです。

30年前に技術指導していた頃の病理学研究所の職員たち。私にロングステイを最初にすすめてくれた人たちです。

30年前に技術指導していた頃の病理学研究所の職員たち。私にロングステイを最初にすすめてくれた人たちです。

ゴルフを通じての国際交流は以前ほど簡単ではない

チェンマイにはゴルフ場(クラブ)が数ヶ所あります。
最近は邦貨換算すると入会金がずいぶんと割高になりましたが、こちらにも日本同様、クラブ会員同士の所謂クラブライフがあります。
昔は、タイ人の中に、ポツリポツリと日本人がまざる感じでしたが、外国人の数が増えた今は、タイ人はタイ人、外国人は外国人、そして日本人は日本人同士で固まってプレーすることがほとんどで、クラブ内のコンペも同様です。夏場には特に、日本人は早朝の涼しいうちに集まってプレーする傾向があります。
それから、最近では大韓航空が冬の間はソウルから直行便を週3便飛ばすので、韓国からのゴルフ客が大挙して押寄せます。韓国はゴルフブームで、ゴルフ人口は急増中のようですが、冬の間は韓国のほとんどのゴルフ場が閉鎖されてしまうそうです。そんなことから、チェンマイの主要なゴルフ場に大型の観光バスが横付けという光景を12〜3月はよく目にします。
ゴルフに関しては、あまり国際交流にはこだわらず、気の合った仲間とやるのが一番です。日本人のサークルを、一度のぞいてみるのがよいと思います。


コーラスのサークルがいくつかあります

日本でもコーラスのサークルに入っていた家内は、こちらの日本人会のコーラスに参加しています。このサークルのメンバーは、駐在員の若奥さんたちが主要メンバーのようで、週に一回練習をしています。練習の後のおしゃべりや、ランチも楽しみのうちで、おいしいランチの食べ歩きも兼ねているようです。
それとは別に、チェンマイには、欧米人が中心の外国人クラブ(Expats Club)があります。この外国人クラブのなかには、いろいろなサークルがあり、コーラスのサークルもあります。このサークルは活発に活動していて本格的で、日本でグリークラブに所属していた方が、このサークルで活動していらっしゃいます。タイ人、外国人に混じって、好きなコーラスができて、本当に楽しいとおっしゃっています。いろんなところで、年に何回かコンサートをしているようで、多くの友人ができたそうです。
この外国人クラブには、そのほか、ハイキングクラブもあり、日帰りから泊まりがけのハイクなど、参加者のレベルに合わせていろいろなコースがあります。片言のタイ語か英語ができれば、楽しいはずです。
その他、タイ料理や、カービング教室も友だちづくりにつながると思います。料理もカービングも食べる楽しみにつながりますから、自然とチェンマイの食べ歩きをしたり、お互い自宅へ招いたりと、楽しい関係が広がります。

カービングの作品。

カービングの作品。

カービングの先生と家内。

カービングの先生と家内。

私のおすすめは社交ダンスです

社交ダンスは私の趣味であり健康法でもあります。ダンスの素晴らしさ、効用はさておき、チェンマイでのダンス事情は、いろんな意味で環境が整っているといえます。毎週末必ずどこかでダンスパーティーが開かれています。
また、ホテルやレストランのロビーでもちょっとしたフロアがあり、勇気があればいくらでもフロアの注目の的になれます。踊りに行く機会が手軽なところにたくさんあります。
そして、何といっても、一番ありがたいのが、皆さん勝手気ままに、自由に踊っていることです。日本の上級者にいわせれば、レベルが低いと一蹴されてしまうかもしれませんが、楽しむことが一番大切なわけで、初心者でも上級者並に楽しめるところが気に入っています。 
ダンスを上達させる秘訣は、まずは、町にいくつかあるダンス教室に通うことをおすすめします。初心者でも臆することはありません。チェンマイではまだまだ社交ダンスは紳士、淑女の嗜みのようです。私もYMCA等いくつかの教室をまわりましたが、どの教室でも来る人たちは、庶民というよりは、比較的上流の人が多いようです。
ダンス教室は、こちらで調べればすぐにわかりますので、通いやすい所か、先生との言葉の通じ具合で決めたらよいと思います。

夫婦で共通の趣味があるのは楽しいものです。

夫婦で共通の趣味があるのは楽しいものです。

先生や生徒たちとの交流

私の、こちらの友人の多くは、ダンスの先生ナイさんと、教室に通って来るその生徒たちです。
ナイさんは2年前に、茨城県つくば市の我が家にもしばらく滞在して日本語もかなり上達しました。
私は週一度、家内は週二度、ナイさんの教室に顔を出します。送り迎えは友人たちが、交代で運転してくれます。ガソリン代を出すといっても絶対に受け取らないので、誕生日やクリスマスにプレゼントをしてなんとかバランスを取っています。
言葉に限界があるので、言葉が上手な人がいるときに通訳をお願いしていろいろと話します。今では、お互いのこと、家族のことなどよく知った仲になっています。
ナイさんの教室で週に1,2度は顔を合わせて親しくなったタイ人のふたりは、今年あたり日本に行くといっていて、日本語の勉強をはじめたようです。
多少、英語ができる方には、YMCAのダンスレッスンがおすすめです。
というのも、こちらには、タイ人の他に欧米人も多く参加しているからで、より広い国際交流が可能です。また、タイ語のレッスンもやっているので、そちらと両方受講することも可能です。
チェンマイに流通しているフリーペーパー(日本語・英語複数あり)に、ここでご紹介したところは、連絡先が載っていますので、興味のある方はどうぞご自分でコンタクトしてみてください。

※チェンマイのYMCA
[URL]http://www.ymcachiangmai.org/main_eng.asp

後列左が家内。右端がワイさんといって、チェンマイ大学で環境工学を教える教授。前列の右がナイさん、左はガソリンスタンドチェーンを展開しているワンさん。毎月1回は、この5人組とダンスパーティーへ繰り出します。

後列左が家内。右端がワイさんといって、チェンマイ大学で環境工学を教える教授。前列の右がナイさん、左はガソリンスタンドチェーンを展開しているワンさん。毎月1回は、この5人組とダンスパーティーへ繰り出します。

タイ語がまだ苦手な方は、このナイさんの教室が少々通じるので、一番よいかもしれません。タイ人の友人はつくりやすいです。

タイ語がまだ苦手な方は、このナイさんの教室が少々通じるので、一番よいかもしれません。タイ人の友人はつくりやすいです。

藤本勲

藤本勲(ふじもと・いさお)プロフィール

日本政府からの要請でタイ国の農業関係の技術指導のため、1975、1976年の2年間、タイに駐在した経験を持ち、その際に親しくなったタイ人の友人が多数いる。彼らからの誘いもあり、冬の間だけタイに暮すようになってすでに10年を超える。最初の頃はバンコクの知人宅に世話になっていたが、ここ数年は妻のとも子さんの希望もあり、気候が少しおだやかなチェンマイに滞在している。チェンマイでは、趣味の社交ダンスと俳句のサークルをつくって楽しむ生活を送っている。
藤本さんがチェンマイでの日々の出来事についてつづるブログ「チェンマイ極楽生活日記」はこちら↓
[URL]http://blog.livedoor.jp/isaoch/