スービックはマニラの北方、約130キロに位置する、元アメリカ海軍の基地です。1992年にアメリカ軍の撤退とともにフィリピンに返還されて以降、フィリピン政府は跡地を経済特別区として、軽工業団地並びにリゾートとして開発を進めてきました。フィリピンの他の地域に見られない整ったインフラとセキュリティそして優遇税制をもとに、多くの外国企業を誘致してきました。 スービックは全体で東京23区と同等の広さを持っていますが、その多くは自然林で緑が多く、空港、港湾、ホテル、ゴルフ場、動物園、海水浴場、水族館、ハイキングコース、ショッピングモール、日本食レストラン、病院、住宅、ディスコ、ヨットクラブ等々、生活に必要なすべてのインフラが至近距離にあります。返還から約10年の月日が経過した今、渋滞や排気ガスとも無縁な清潔で美しい町並みが形成され、外国人にとっても理想的な住環境をつくり出しています。
米軍基地跡を再開発
サミットで各国首脳が宿泊した宿舎は一見の価値あり。
またスービックでは現在、海外の退職者の誘致を積極的に進めています。そのすぐれた住環境にあって外国人でも何の違和感もなく居住することができます。フィリピン各地には「ビレッジ」とよばれる、田園調布や芦屋も真っ青といえる高級住宅街が多々あるのですが、多くの場合ビレッジを一歩出ると混沌と雑踏の市街地が広がっています。しかし、スービックは地域全体が厳重に管理されているため、他のビレッジのような閉塞感がありません。また、隣接するオロンガポ市に足を延ばせば、フィリピン特有の混沌と雑踏を満喫することもできます。
童心にかえって楽しみたい動物園。
試しに短期間滞在するならホリディビラもおすすめ。
ビレッジやビラでロングステイを
スービックには日本人の経営するふたつのビレッジが運営中です。ひとつは海岸沿いの中心街に立地するポコアポコ・コンドテル(ホテル兼コンドミニアム)、もうひとつは郊外の山の手にあるトロピカル・パラダイス(元米軍将校の兵舎を改築した庭付き住宅)です。どちらも買い取り(正確には長期リース)から一泊単位の宿泊までサービスを提供しています。その他にも、ホリディビラなどが質の高い住居を提供していますが、値段的にはマニラ首都圏と同等で、周辺地域に比べて割高感があります。しかしながら、このエリアの至便性、環境、安全性等を考え合わせると、フィリピンではいち押しの退職者の「終の棲家」ではないでしょうか。
スービックの郊外にはかつて先進国首脳会議が開かれ、橋本元首相をはじめ各国の首脳が一堂に会した住宅街があります。その豪華な住宅を一度味わってみたいものです。また動物園ではトラが放し飼いにされ、サファリ・カーからえさを与える様は一見に値します。市街地から10分もクルマを走らせると、白砂のビーチが広がるのも魅力です。その隣ではイルカショーも見ることができます。ビーチは比較的閑散としていて日本のように芋を洗うようなことは決してありません。ゴルフ好きな人は毎日でもゴルフができます。
フィリピンにロングステイ体験ツアーに来る折があるとしたら、ぜひスービックに足を延ばすことをおすすめします。
携帯電話:+63-916-543-2812(フィリピン国内からは0916-543-2812)
Eメール:kazutamishiga@yahoo.co.jp

・写真左
ヨットハーバーなどのインフラも充実している。
・写真右
質の高い外食レストランもそろっている。
